映画や服選びに挑戦できるまでの変化
ジストニア・痙性斜頸で外出や人と会うことが怖くなっている方へ。首の状態だけでなく、映画鑑賞や服選びなど生活の範囲が少しずつ広がってきた患者様の経過をご紹介します。
「首が勝手に傾いてしまう」
「人に見られるのが気になって外に出たくない」
「以前のような生活に戻れるのか不安」
ジストニアや痙性斜頸では、首の症状だけでなく、外出や仕事、人との交流まで負担に感じることがあります。
今回の動画では、以前はほとんど外出できず、人と会うことにも不安を感じていた患者様が、映画を見に行ったり、洋服を選んだり、店員さんと話したりできるようになってきた経過をご紹介しています。
症状がすべてなくなったわけではありません。
それでも、「もうダメだ」と感じることが減り、「やってみよう」と思えることが増えてきたことも大切な変化のひとつです。
ジストニアとは
ジストニアは、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮し、体の一部がねじれたり、傾いたりする症状がみられる状態です。
首に症状が出るものは「頸部ジストニア」「痙性斜頸」と呼ばれます。
主な症状として、
- 首が左右どちらかに向く
- 首が傾く
- 首や肩に力が入りやすい
- 痛みやこわばりがある
などがあります。
症状の現れ方には個人差があります。
また、首の見た目だけでなく、外出しづらい、人と会いたくない、仕事に戻れるか不安といった生活上の悩みにつながることもあります。
今回の動画で伝えていること
今回の患者様は、医療機関でボトックス治療を受けながら、理学療法や整体、ヨガなどにも取り組んでいます。
ご本人は当初、
「思ったほど変わっていないのではないか」
と感じていました。
しかし、以前に撮影した自分の動画を見返したことで、現在との違いに気づきます。
毎日自分の身体を見ていると、小さな変化には気づきにくいことがあります。
過去の動画や写真と比べることで、自分では気づかなかった変化が見える場合もあります。
そして今回、大きく変わってきたのは首だけではありません。
以前は、
- 外出したくない
- 誰にも会いたくない
- 洋服を買いたいと思わない
という状態でした。
最近では、
- 一人で映画館へ行く
- 洋服を買いに行く
- 店員さんに自分から話しかける
といった行動が出てきています。
映画は首の症状があり、楽に見られたわけではありません。
それでも、「行ってみたい」「やってみたい」と思えるようになったこと自体が、生活面でのひとつの変化と考えています。
ジストニアで注意したい体の反応
ジストニアでは、首の傾きだけに注目してしまいがちです。
しかし、首や肩に力が入り続けることで、
- 肩が痛い
- 腕が張る
- 背中がこわばる
- 同じ姿勢を続けるのがつらい
と感じることもあります。
今回の患者様も、首の状態が変化してきた一方で、肩や背中の張りが気になるようになっていました。
また、顎や顔、後頭部などを軽く支えることで、首が少し楽になることもありました。
このように、特定の場所へ軽く触れることで一時的に症状が変化することを「感覚トリック」と呼ぶことがあります。
感じ方には個人差があるため、無理に同じ方法を行う必要はありません。
やってはいけない可能性がある対応
無理に首を真っすぐにし続けない
症状があるからといって、無理に首を真っすぐな状態に固定し続ける必要はありません。
長時間頑張って姿勢を保つことで、身体への負担が大きくなる場合があります。
必要に応じて休憩し、無理のない姿勢を探しましょう。
薬を自己判断で中止しない
今回の患者様は、アカシジアについて精神科医へ相談し、医師の判断のもと薬剤について対応が行われました。
薬の副作用が気になる場合でも、自己判断で中止・減量せず、主治医へ相談してください。
手術を自分だけで判断しない
DBSなどの手術についても、
「受けるべき」
「受けなくても大丈夫」
と一律に判断できるものではありません。
治療の適応は、専門医と相談しながら検討することが大切です。
自宅で気をつけたいこと
ジストニアと向き合うときは、首の角度だけでなく、日常生活の変化にも目を向けてみてください。
例えば、
- 少し外に出られた
- 横になっている時間が減った
- 買い物に行けた
- 人と話せた
- やってみたいことが出てきた
こうした変化も、自分の状態を確認する材料になります。
過去の動画や写真と比較してみるのもひとつの方法です。
ただし、「もっと動かなければ」と無理をする必要はありません。
その日の体調に合わせて、できる範囲で行いましょう。
やぎはし整体院で大切にしている考え方
やぎはし整体院では、ジストニア・痙性斜頸について、首の角度だけで判断するのではなく、
「その方が生活の中で何に困っているのか」
を大切にしています。
今回の患者様も、現在は、
- 車の運転
- 手元を見る動作
- 肩や背中の負担
- 復職への不安
- 人との交流
など、悩みの内容が変化してきています。
その時々の身体の状態や生活上の困りごとを確認しながら、無理のない範囲でサポートしていきます。
また、医療機関での治療を否定するのではなく、必要に応じて医師や支援機関と相談しながら進めていくことを大切にしています。
まとめ
今回の患者様は、症状が完全になくなったわけではありません。
それでも、
外に出る。
映画を見に行く。
洋服を選ぶ。
人と話す。
以前は難しかったことに、少しずつ挑戦できるようになってきました。
ジストニアでは、毎日の症状だけを見ていると「何も変わっていない」と感じることがあります。
しかし、少し前の自分と比べることで気づける変化もあります。
身体の変化だけでなく、「できるようになったこと」に目を向けることも大切です。
一人で不安を抱え込まず、身体のこと、生活のこと、これからのことを一つずつ整理していきましょう。
ジストニア・痙性斜頸でお悩みの方へ
医療機関で治療を続けていても、
「首や肩のこわばりが気になる」
「外出や仕事が不安」
「日常生活でどう身体を使えばよいかわからない」
と悩んでいる方もいらっしゃいます。
やぎはし整体院では、現在の身体の状態だけでなく、生活の中で困っていることも確認しながらサポートしています。
医療機関での治療とあわせて身体のことを相談したい方は、お気軽にご相談ください。
※本記事は、動画内で紹介した患者様個人の経過をもとに作成しています。同じような症状がある方でも、症状や経過、感じ方には個人差があります。
※本記事は診断や治療効果を保証するものではありません。薬の中止・減量、ボトックス治療、DBSなど医療上の判断については、自己判断せず主治医・専門医へご相談ください。
初めての方へ
私たちはあなたの健康をサポートし、痛みや不調を解消するお手伝いをします。
院内の雰囲気や施術内容をご覧いただき、お気軽にご質問やご予約をお待ちしています。
料金
料金を詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ


