首のこわばりと身体の負担を考える
ジストニア・痙性斜頸で首が右を向いてしまう、長時間起きていられない、首や肩が痛いと悩んでいた方の施術例をご紹介します。医療機関で治療を続けながら、やぎはし整体院でどのように身体の状態を確認したのかを解説します。
首が勝手に動いてしまう。
正面を向こうとすると、首や肩がつらい。
長時間座っているだけでも疲れてしまう。
ジストニア・痙性斜頸では、首の向きだけではなく、痛みやこわばり、疲労によって日常生活そのものがつらくなる方もいます。
今回の動画に出演された患者様も、症状が強かった頃について「ゾンビのような動きだった」と表現されていました。
医療機関で治療を続けながらも、仕事や外出、食事など日常生活への影響に悩み、やぎはし整体院へ来院されています。
今回の内容は一人の患者様の事例であり、同じジストニアの方すべてに同様の変化が起こることを示すものではありません。
ジストニアとは
ジストニアは、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮し、身体の一部がねじれたり、一定方向を向きやすくなったりする運動障害です。
首に症状が現れるものは「頸部ジストニア」と呼ばれ、痙性斜頸という名称が使われることもあります。
症状の現れ方には個人差があります。
今回の患者様の場合、症状が強かった時期には首が大きく揺れ、じっとしていることも難しかったそうです。
その後、治療を続ける中で大きな揺れは少なくなり、動画撮影時には少しの間であれば正面を向けるようになっていました。
一方で、自然にしていると、首が右方向へ向きやすい状態や首・肩の強いこわばりが残っていました。
今回の動画で伝えていること
医療機関を受診しながら治療を続けてきた
患者様は、症状が現れたあと複数の医療機関を受診しています。
頭部や首のMRI検査も受けましたが、ご本人によると画像上では大きな異常を指摘されなかったとのことでした。
その後、専門医療機関で痙性斜頸と診断され、ボツリヌス治療を継続しています。
しかし、ご本人が期待していたほどの変化を感じられず、
- このまま治療を続けていいのだろうか
- 薬の影響なら時間が経てば良くなるのだろうか
- 手術を考えた方がいいのだろうか
といった不安を抱えていました。
薬剤との関連や手術の適応については、整体院で判断できるものではありません。
治療方針については、主治医や専門医と相談しながら進めることが大切です。
一番困っていたのは「起きていること」
患者様が特に困っていたのは、長時間起きていること自体がつらいということでした。
首が曲がり、頭を支えることがつらいため、
- 長時間座っていられない
- 仕事に行けない
- 食事を急いで済ませて横になりたくなる
- 外出後に首や肩が強く痛む
- テレビを正面から見続けるのがつらい
といった生活への影響がありました。
ジストニアでは、首の向きだけではなく、痛みや疲労、生活への負担にも目を向けることが大切です。
施術前に身体の状態を確認
施術前には、
- 首を右・左へ向く
- 首を右・左へ倒す
- 下を向く
- 上を向く
といった動きを一つずつ確認しました。
左右を向くこと自体はできましたが、自然に座っていると首が右方向へ向きやすい状態がみられました。
また、
- 首を左右へ倒すと痛みが出る
- 上を向くと首周辺が突っ張る
- 首・肩・背中に強いこわばりがある
といった状態も確認されました。
そこで今回は、首だけではなく、骨盤・背中・肩・首など身体全体の動きを確認しながら施術を行いました。
施術後に感じた変化
施術後には再び首の動きを確認しました。
首を横へ倒す動きや、上を向いた際の突っ張りについて、ご本人から「いいと思います」といった反応がありました。
また、施術後には、
- 「すっきりしました」
- 「来てよかった」
- 「心の中の壁みたいなものが開いた」
と話されています。
ただし、これはあくまで施術直後のご本人の感じ方です。
1回の施術でジストニアそのものが改善した、あるいは長期的に症状が軽減すると判断することはできません。
ジストニアで注意したい体の反応
今回の患者様では、首の向き以外にも、首・肩・腕の痛みや強いこわばりがみられました。
特に、正面を向こうと頑張ったり、長時間同じ姿勢で過ごしたりした後に、首や肩への負担を強く感じていました。
また、長時間外出した翌日に、起き上がることが難しいほどつらくなった経験も話されています。
頑張りすぎることで負担を感じることもある
首が曲がってしまうと、「できるだけまっすぐにしておかなければ」と思うかもしれません。
しかし、無理に姿勢を保とうとすることで、首だけではなく肩や腕まで疲れてしまう場合があります。
疲労や痛みが強くなる場面を知り、無理をしすぎないことも大切です。
症状が急に強くなった場合や、これまでと違う症状が出た場合には、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。
やってはいけない可能性がある対応
首が右を向いてしまうと、
「無理に正面へ戻さなければ」
「反対方向へ強く伸ばした方がいいのでは」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、今回の患者様も、正面を向こうと頑張ることで首だけでなく肩や腕までつらくなることがありました。
痛みを我慢して首をまっすぐに固定したり、強く引っ張ったりする方法が、すべての方に適しているとは限りません。
その日の症状や身体の状態に合わせ、無理のない方法を選ぶことが大切です。
また、整体を受けたことを理由に、薬やボツリヌス治療を自己判断で中止・変更しないようにしてください。
手術についても、適応やタイミングは主治医・専門医と十分に相談しましょう。
自宅で気をつけたいこと
今回の動画では、身体の一部に軽く触れることで症状が一時的に変化する「センソリートリック」についても触れています。
患者様は症状が強かった時期に、タオルを使って頭や顔を支えることがあったそうです。
軽く触れたり、壁などに頭を触れさせたりすることで、一時的に身体の感覚が変わる方もいます。
ただし、変化には個人差があります。
セルフケアを試す場合は、
- 強く押さない
- 無理に首を矯正しない
- 痛みが増える方法は続けない
- 疲れている時に頑張りすぎない
ことを意識しましょう。
また、「いつ症状が強くなるのか」「何をすると少し楽なのか」を簡単に記録しておくのも一つの方法です。
やぎはし整体院で大切にしている考え方
やぎはし整体院では、ジストニアと診断されている方に対して、首の向きだけを見て施術するのではありません。
身体全体の状態と、日常生活でどのようなことに困っているのかを確認することを大切にしています。
今回の患者様でも、
- 首をどの方向へ動かすと痛いのか
- 肩や背中に負担がかかっていないか
- 座っている時と寝ている時で違いがあるか
- 日常生活でどのような場面がつらいのか
などを確認しました。
そのうえで、首・肩・背中など、動きにくさやこわばりがみられる部分に対して、無理のない範囲で施術を行います。
整体は、医療機関で行われる診断や薬物療法、ボツリヌス治療、手術などに代わるものではありません。
医療機関での治療を大切にしながら、日常生活で感じている身体の負担について、できることを一緒に考えていくことが当院の基本的な考え方です。
まとめ
今回の患者様は、発症当初には首が大きく揺れ、「ゾンビのようだった」と感じるほどつらい状態を経験していました。
その後、医療機関で治療を続ける中で大きな揺れは少なくなりましたが、
- 首が右を向きやすい
- 長時間起きていられない
- 首や肩が痛い
- 外出すると身体への負担が大きい
といった悩みが残っていました。
今回、身体全体の状態を確認しながら施術を行ったところ、施術直後には首の動きや突っ張り感について変化を感じられました。
ただし、ジストニアの状態や経過には個人差があります。
一つの方法だけで判断せず、医師と相談しながら、自分の身体に合ったサポートを探していくことが大切です。
動画の最後に、患者様は、
「孤独を感じる病気なので、違う方向から見てみることも大切だと思います」
と話されていました。
一人で抱え込まず、医療機関や周囲の方とも相談しながら、自分に合った方法を探していきましょう。
ジストニア・痙性斜頸でお悩みの方へ
医療機関でジストニア・痙性斜頸と診断され、治療を続けているものの、
「首や肩のこわばりがつらい」
「長く座っているのがつらい」
「身体の動かしにくさについて相談したい」
と感じている方は、やぎはし整体院へご相談ください。
現在受けている治療や、日常生活で困っていることを確認しながら、無理のない範囲で身体の状態に合わせた対応を一緒に考えていきます。
注意事項
※本記事は、動画で紹介した一例をもとに作成しています。施術による感じ方や変化には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
※当院の施術は、医師による診断・薬物療法・ボツリヌス治療・手術などに代わるものではありません。
※薬の中止・変更、ボツリヌス治療の内容、手術の適応などについては、必ず主治医・専門医へご相談ください。
※症状が急激に変化した場合や、強い痛み、しびれ、筋力低下などがみられる場合には、早めに医療機関へご相談ください。
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