ジストニア・痙性斜頸の暑さ対策|夏の外出や冷却グッズで気をつけたいこと

夏になると、ジストニアや痙性斜頸でお悩みの方から、

  • 暑さで首の緊張が強くなる気がする
  • 冷却グッズを使っても大丈夫なのか
  • 首掛け扇風機は負担にならないのか

といったご相談をいただくことがあります。

ジストニアでは、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮し、首がねじれたり、傾いたり、こわばったりすることがあります。

もともとの身体のつらさに暑さや不快感が重なることで、普段より負担を感じる方もいます。

この記事でお伝えしたいこと
暑さ対策は、全員に同じ方法が合うわけではありません。
ご自身の身体の反応を確認しながら、無理のない方法を選ぶことが大切です。

ジストニア痙性斜頸の暑さ対策|筋肉の熱と熱中症リスク、理学療法士が教える正しい乗り越え方

ジストニアとは、自分の意思とは関係なく筋肉に力が入り、身体の一部がねじれたり、一定の姿勢を取り続けたりする状態です。

首に症状が現れるものは、頸部ジストニア痙性斜頸と呼ばれます。

症状の現れ方には個人差があり、次のような状態がみられることがあります。

  • 首が左右に向く
  • 首が横に傾く
  • 首が前後に引かれる
  • 首や肩に強く力が入る
  • 特定の場面で症状が強くなる

また、顔や首に触れる、頭を壁や枕につけるなど、特定の刺激によって一時的に症状が軽く感じられる方もいます。

このような反応は、「感覚トリック」や「センソリートリック」と呼ばれることがあります。


筋肉が収縮すると、身体の中では熱がつくられます。

首や肩の筋肉の緊張が続いている方は、暑い環境の中で身体の負担を感じやすい場合があります。

そのため、夏場は次のような対策が大切です。

  • こまめに水分を補給する
  • 気温が高い時間帯の外出をできるだけ控える
  • 涼しい場所で早めに休憩する
  • 通院や買い物は朝や夕方にずらす

ただし、ジストニアの方が全員同じように暑さの影響を受けるわけではありません。

大切なポイント
筋肉の緊張が強い方や、暑さで体調が変化しやすい方は、普段より早めに休憩を取りましょう。


ネッククーラー、帽子、タオル、首掛け扇風機などは、暑さ対策として役立つ可能性があります。

一方で、首に物が触れる感覚や重さ、締めつけによって、かえって首や身体に力が入る方もいます。

反対に、風や装着感が感覚トリックのように働き、一時的に楽に感じられる場合もあります。

つまり、同じグッズでも、

  • 楽に感じる方
  • 変化を感じない方
  • かえって力が入りやすくなる方

がいます。

暑さ対策グッズへの反応には個人差があります。

一般的に良いとされているものでも、無理に使い続ける必要はありません。


冷却グッズなどを使用して、首のこわばりやねじれが強くなる場合は、我慢して使い続けないようにしましょう。

特に注意したいのは、次のようなものです。

  • 重い首掛け扇風機
  • 締めつけの強い帽子
  • 首に強く密着する冷却グッズ
  • 長時間の強い冷却や温熱

また、「ジストニアは温めるとよい」と聞き、暑い屋外でも首を温め続けることには注意が必要です。

室温が管理された部屋で局所的に温めること

気温の高い屋外で身体全体が暑さにさらされること

この二つは別物になります。

室内で蒸しタオルなどを使い、心地よく感じる方もいますが、熱さや痛み、症状の増加を感じる場合は中止してください。


暑い時期は、まず室温を調整し、身体に熱がこもりにくい環境を整えましょう。

水分は、喉が渇いてから一度に飲むのではなく、無理のない範囲でこまめに補給することが大切です。

自宅で意識したいポイント

  • エアコンや扇風機を使い、室温を調整する
  • 一度に大量ではなく、こまめに水分を取る
  • 首元を締めつけない服装を選ぶ
  • 冷却グッズは短時間から試す
  • 外出後は涼しい場所で休む
  • 予定を詰め込みすぎない

ただし、心臓や腎臓の病気などで水分量を制限されている方や、服薬中の方は、自己判断で水分や塩分の量を大きく変えないようにしてください。

医師への相談が必要な場合
持病や服薬がある方は、水分や塩分の取り方について医師と相談しながら進めることが大切です。

冷却グッズや首掛け扇風機を使った際に、次のような変化があれば使用を中止しましょう。

  • 首のこわばりが強くなる
  • めまいや気分不良がある
  • 息苦しさを感じる
  • いつもより症状が強くなる
  • 重さや締めつけがつらい

身体のつらさに暑さの不快感が重なると、イライラしたり、気持ちの余裕がなくなったりすることもあります。

無理に我慢せず、休むことも大切な暑さ対策です。


やぎはし整体院では、症状だけを見るのではなく、

  • どのような場面で力が入りやすいのか
  • どのような刺激で楽になるのか
  • 日常生活で何に困っているのか
  • どのような対策が負担になっているのか

を丁寧に確認することを大切にしています。

ジストニアは、同じ診断名であっても症状の現れ方が一人ひとり異なります。

そのため、決まった方法を一律に行うのではなく、お身体の反応を確認しながら、状態に合わせた施術や日常生活の工夫をご提案しています。

病院での治療や服薬を否定することはありません。

医師による治療を受けている方は、主治医と相談しながら、無理のない形で整体を取り入れることが大切です。


ジストニア・痙性斜頸の方が夏を過ごす際は、こまめな水分補給や、暑い時間帯の外出を避けることが基本です。

ネッククーラー、帽子、タオル、首掛け扇風機などは、暑さ対策に役立つ可能性があります。

ただし、身体への反応には個人差があります。

一番大切なのは、使用したときの身体の反応を確認することです。

楽になる場合もあれば、首の緊張や不快感が強くなる場合もあります。合わないものを無理に使い続けないようにしましょう。

また、室内で局所的に温めることと、暑い屋外で過ごすことは分けて考える必要があります。

普段と異なる状態が続く場合や、強い体調不良がある場合は、医師へ相談してください。


ジストニアや痙性斜頸による首のこわばり、ねじれ、傾きだけでなく、外出や通院、暑い時期の過ごし方にお悩みの方もいらっしゃると思います。

「自分にはどのような暑さ対策が合うのかわからない」

「首に何かを身につけると力が入ってしまう」

「日常生活での負担を少しでも減らしたい」

このようなお悩みがありましたら、やぎはし整体院へご相談ください。

お身体の状態や生活環境を確認しながら、負担の軽減を目指した施術と、無理なく続けられる生活上の工夫をご提案します。


私たちはあなたの健康をサポートし、痛みや不調を解消するお手伝いをします。

院内の雰囲気や施術内容をご覧いただき、お気軽にご質問やご予約をお待ちしています。

料金を詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ