股関節は人体最大の関節と言われています。
日常生活上、ほぼ全ての動きにおいて股関節を使います。
腰を曲げたり、立ったり、座ったりする動作でも股関節を使います。
股関節の動きの悪さは腰や膝、首の負担も増大させています。
健康に正しく動くことが必須の関節と考えています。
では、なぜ、股関節の前面(鼠径部)に痛みが出るのか?
大きく2パターンに分類されます。
①股関節の使い過ぎによる鼠径部の痛み
股関節は多くの動きに使われます。
股関節を安定させる筋(主に臀部)の使いすぎや、使い方が悪くなってしまった場合、痛みを発する事があります。
筋肉が正常に働かない場合、自然と使い方が悪くなり、痛みが発生しやすくなります。
さらに、使い過ぎに問題がある場合、姿勢が乱れたり、O脚や猫背の合併が多いです。
そのため、治療の際に正しい姿勢や歩行の指導を行います。
②股関節インピンジメント(股関節の骨の衝突)
股関節は太ももの骨と骨盤で形成されます。
骨同士、もしくは骨と軟部組織が衝突すことで痛みを発する事があります。
骨盤の形は、男女で全く異なります。
◆女性
妊娠~出産の為に骨盤が緩く大きい。
股関節も中心軸から遠く不安定。
安定性に掛ける。
→しっかり締めを作り、ズレを無くす治療が必要になります。
◆男性
靭帯結合が女性に比べ強い
開脚しにくい
骨盤の高さが高い
→股関節内の緩みを作り、間接に余裕を持たせる治療が必要になります。
鼠径部痛の治療
当院では股関節周辺の痛みは大きく2つに分けて施術します。
①股関節そのものの痛み
②股関節の周りの痛み(=鼠径部周辺痛症候群 groin pein syndrome)
①股関節そのものの痛み
負担が蓄積した筋肉、関節軟骨の変性や関節包の炎症が考えられます。
股関節を構成する筋肉を正常に動けるような治療を行います。
股関節を支える筋肉の安定性をあげて、痛みそのものの除去を行ないます。
②股関節の周りの痛み
当院では鼠径部周辺痛症候群(groin pain syndrome グロインペイン)を念頭に、痛みが出ている場所から痛みの原因を探します。
当院では、股関節の痛みに対して、筋肉の硬さ、関節のズレ・引っかかりを改善する治療を得意としております。
股関節の痛み、特に、鼠径部の痛みがなかなか治らない方は、お気軽にご相談ください(^^)
股関節の音が気になる方は、「弾発股」のページをご覧ください!