柏市でオススメのやぎはし治療院
回旋筋腱板
筋骨格系のキネシオロジーを改編して引用

腱板損傷を説明する上で、まず、「腱板」とは何かを説明しなくてはなりません。

正式には、「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」といいます。

肩関節の周りを覆っている筋肉の事で、全部で4つの筋肉の腱から出来ています。

この筋肉が肩関節を覆っていることで、肩は安定した動きを行なうことができるのです。

腱板断裂の分類
肩診療マニュアル 第二版から掲載

回旋筋腱板が何らかの原因で、傷ついた状態をいいます。

まずは、整形外科を受診し、レントゲンやMRIなどの検査を行ない、どこに問題があるのかを診断してもらいます。

その後、痛み止めや湿布の処方や電気治療を行ない、痛みの軽減を図ります。

急性期

  1. 痛みが強いため、無理な整体は行わず、リラクゼーション中心に行ないます。
  2. 骨盤、背骨、肩周囲の筋肉、関節を調整する 

回復期

筋肉の治癒する状態を確認しながら、腱板損傷後に生じる柔軟性低下や筋力低下に対して、軟性獲得や筋力向上を図るリハビリを実施していきます。

腱板損傷で大事になってくる再発予防を考えて、骨盤から背骨、肩周囲を丁寧に整え、二度と損傷しない体を作ります。

慢性期

一般的な腱板損傷であれば、約1ヶ月で完治します。

しかし、1ヶ月を過ぎても痛みが生じていたり、柔軟性の低下が生じていたりした場合は、きちんと治る過程に入っていないと考えていいでしょう。

そのような場合、早期に手を打たないと、延々と症状が続くことになります。

補足

「動かさなければ、硬くなる」「動かさなければ、筋力がおちる」などは間違いです。

痛みがあるために、硬くなったり、筋力低下が生じたりするのです。

しかし、痛みが長期間に及ぶと、自律神経の働きに障害を生じて、痛みが手先まで生じることがあり、交感神経性ジストロフィーと呼ばれる状態になることがあります。

肩の痛みの原因が腱板損傷である場合、動かしたり、ストレッチしたりしないでください。

必ず、悪化します。

さらに、腕を動かさなくても、腕に力が入るだけで腱板損傷は悪化します。

注意が必要です。

K・M様 女性 39歳

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