変形性膝関節症とお皿は関係が深い!
お皿の動きが重要!!
膝の痛みを増悪させている原因の一つに、お皿(膝蓋骨)の動きが悪い場合がありあます。
膝蓋骨は、膝を曲げるときは下方へ、伸ばすときは上方へ動きます。
しかし、その動きが妨げられていると、膝蓋骨と大腿骨の間で接触が強くなる部分が発生して、痛みを引き起こすことがあるのです。
そのため、変形性膝関節症にならないようにするためにも、お皿の上下の動きだけでなく、左右への動き・捻りの動きを調整します。
まずは、膝を伸ばした状態で左右上下にお皿の動きを調整します。
次に、膝の屈伸に合わせて膝蓋骨を正しい方向へ誘導していきます。
これを繰り返し行うことで膝蓋骨が正しく動き、膝蓋骨と大腿骨の摩擦が減り、ひざ関節が良い状態になってくるのです。
膝のお皿(膝蓋骨)に対する治療
また、階段の昇りや降りでは膝蓋骨と大腿骨の衝突が強くなるため、この膝のお皿の整体が有効な場合が多いです。
当院での変形性膝関節症に対する考え方
当院では、変形性膝関節症の手術は、ほとんど必要ないと考えております。
特に、膝に痛みがあっても膝関節の問題ではなく、このようにお皿や周りの靭帯や筋肉に痛みの原因があることが多いのです。
膝に痛みがあるからといって、変形性膝関節症の手術を膝関節自体(骨)は悪くないのに行うと、「手術後、痛みがとれていない」ということが多くあります。
しかし、このように質問される方がいます。
「軟骨がすり減っているから痛いんでしょ!これは膝関節自体の問題ですよね!?」
実は、間違いです。
医学的には、軟骨自体には神経は無く、すり減っても痛みは感じないのです!!
したがって、軟骨がすり減っている事実がレントゲンやMRIでわかっても、すぐに手術はおススメできません。
また、軟骨は再生しないと思われていますが、軟骨は再生します!!
どうすれば、軟骨が再生するのでしょうか?
それは、軟骨が再生するのには、膝関節に体重をかける必要があります。
膝に痛みがあると、体重がかけられなくなり、その結果、ますます軟骨がすり減ります。
体重をかけるとすり減るのではなく、体重がかからないから軟骨がすり減るのです。
軟骨再生に必要な栄養素が行き届くためには、体重が関節にかからなくてはいけません。
体重をかけることで、軟骨に栄養がいき、軟骨再生が生じるのです。
体重をかけないと、栄養素が軟骨にいかないため、ますます軟骨がもろくなり、どんどんすり減るということになります。
したがって、早く膝関節に体重をかける必要があるのです!!
膝のお皿の治療に加えて、膝の治療を行なうことで膝の痛みに対して、効果的な整体を行ないます。