「腫れている」ことを医学用語では「腫脹:しゅちょう」といいます。
なぜ、膝が腫れるのかというと、炎症が起きている場合と、炎症が起きていない場合に分かれます。
炎症が生じている時の膝の腫れ
炎症が起きているときの腫脹は、悪者ではありません。
むしろ、身体にとってなくてはならないものなのです。
膝関節で炎症が生じる部位(痛みの原因となる部位)は、膝の関節内の”滑膜”と呼ばれる部位です。
軟骨がすり減り、その破片が滑膜に炎症を起こすということは、滑膜で何らかの変性が生じた結果です。
その滑膜の変性部位を修復する過程の初期が炎症であり、その結果、腫脹が生じているのです。
「腫れる」ことのメカニズム
組織に障害が起こると血液の流れにより、充血、血漿の滲出、白血球の浸潤が生じます。
これが腫れるメカニズムです。
腫れることは悪いことではなく、よい事です。
早く傷害を受けた部位を修復するために、身体の自己治癒能力の結果です。
膝の場合、関節内・外に障害が生じると、このような循環反応が生じ、周りの細胞内の容量が増加していくことを腫れてきたといいます。
関節液が増加することを「関節に水がたまる=関節水症」といいます。
つまり、「腫れること」と「関節に水がたまること」は、別物です。
炎症が生じていないときの膝の腫れ
炎症であれば2週間以内に治まるはずです。
患者様を見ていると数ヶ月経っても膝の腫れが引かない方がいます。
これをどのように捉えていけばよいのでしょうか?
当院では、その答えを知っています!!
腫れに加えて、
- 局所の皮膚の色が変化する(どす黒くなる)
- 皮膚の温度が変化する(灼熱感や冷たく感じることがある)
- 異常な皮膚の発汗
- むくみ
- 皮膚に光沢があり、柔らかくなって腫れている
- 爪が変形してくる
- レントゲン上では、骨萎縮(骨が薄く見える)が見られる。
以上の、全ての症状が見られなくても、一部あてはまっている場合、早期に対処しなくては、取り返しのつかないことになるかもしれません。
当院のひざの整体
ひざの腫れが生じる前に、当院の膝の整体を受けることをおススメします。