腸脛靭帯炎とは、腸脛靱帯と呼ばれる大腿部の外側にある靭帯に炎症が生じることです。
その結果、膝の外側に痛みが生じたり、膝の柔軟性が失われたりします。
腸脛靭帯炎の原因
膝の屈伸運動を繰り返すことによって、腸脛靱帯が膝の外側にある大腿骨外顆に擦れて炎症を起こし、痛みが発生し、以下の要因が考えられます。
- 過度なランニング時間と距離
- 柔軟性不足
- 休養不足
- 硬い路面が多い
- 下り坂が多い
- 靴の底が硬い
- O脚
腸脛靭帯炎の一般的な治療
投薬・安静による治療が主体です。
長く休めば治ると言われ、痛みは治まりますが、運動を再開すると再発する事が多いです。
それは症状が治まっただけで、原因が改善していないために再発が生じます。
再発防止には、原因に対する当院の整体が必要です。
腸脛靭帯の整体
当院は、腸脛靭帯炎に対して、しっかり治療しています。
①腸脛靭帯は、大腿筋膜張筋や大殿筋とつながる
そのため、これらの筋肉がこわばっていると腸脛靭帯にストレスがかかります。
②腸脛靭帯は、第5腰椎・仙骨の関節の動きに関係がある
また、第3腰椎・第4腰椎も関係しているため、この関節も調整します。
③腸脛靭帯と外側広筋と呼ばれる筋肉が癒着している場合がある
癒着があると、膝の曲げ伸ばしで腸脛靭帯へストレスがかかり、炎症を強めます。
この場合、整体で癒着を剥がして、腸脛靭帯と外側広筋の滑走をスムーズに行える
ようにしていきます。
④膝から下の向きが外側へ向いていると腸脛靭帯へストレスがかかる
整体により、膝の位置を矯正していきます。
⑤腸脛靭帯は筋連結により長腓骨筋と呼ばれるスネの筋肉とつながる
長腓骨筋の筋肉の緊張が高いと腸脛靭帯にストレスがかかるため、これも整体します。