柏市でオススメのやぎはし治療院
レントゲン写真

「機械的ストレスや炎症性刺激によって骨辺縁部に新生する骨性隆起。」
(リハビリテーション医学大辞典 第1版)

変形性膝関節症では、大腿骨や脛骨(すねの骨)にレントゲン上で確認されます。

レントゲン写真を見ると、左の写真で、正常膝にはない部位(赤丸)に骨棘の形成がみられています。

骨棘がなぜできるのかを考えると、骨棘が痛みの原因ではないことがわかります。

骨形成の原則として、負荷がかかると増殖する性質があります。

骨折を例にすると、骨折部が治癒する過程で、ある程度の負荷がかからないと骨が強く再生しません。

つまり、負荷がないと骨形成がうまくいかないことを示しています。また、筋肉は骨に付着しており、筋肉が付着している部位は、骨が隆起しています。

レントゲンで見ても、出っ張りが確認できます。(例えば、膝のお皿の下の隆起)

このように、骨は負荷により形成が促進される性質があるのです。

つまり、骨棘がなぜ出来るかというと、膝に負担がかかりすぎるあまり、骨が増殖しているだけなのです。

痛みが生じている原因が骨棘なのではなく、負担がかかっているために骨棘が生じているのです。

骨棘は痛みの原因でなく、痛みが生じた原因に対する結果なのです。

骨棘は膝を守っている正義の味方!!

つまり、骨棘ができる原因が他にあるのです。

骨棘は悪者ではないのです。

むしろ、膝にかかっている負担から、膝を守るために作られ、負担を受ける面積を広くして、一部にかかる負担を分散しているとも考えられています。

決して悪者ではなく、膝にかかる負担に対する防御機構が働いた結果であり、生体にとっては普通のことなのです。

したがって、骨棘をどうにかしようとするのではなく、骨棘ができる原因となった問題点です。

骨棘ができる前に、徹底的に身体の姿勢や動作、体の使い方の癖、生活習慣を分析して、その問題点を整体していくことのほうがはるかに重要になってきます。

当院では、骨棘や骨硬化像などが生じないように、姿勢・歩行に焦点を当て、膝に負担のかかっている問題点を解決することで、ひざを整えていきます。