
ラグビー&アメフトによる腰痛
ラグビーやアメリカンフットボールでは、スクラムやタックルなどの他選手との接触による腰痛やパスなどによる投球動作での腰痛があります。
ここでは、接触による腰痛を紹介します。
スクラムによる腰痛メカニズム
スクラムでは、常に低姿勢でいることで慢性的な筋疲労が起こります。
低姿勢動作を続けていると、腰周りの筋肉(多裂筋・脊柱起立筋)に疲労が蓄積され、腰痛を引き起こします。
ひどい場合、「ぎっくり腰」になってしまいます。
また、低姿勢状態を関節でロックしている場合関節の引っかかりが発生し、慢性的な腰痛に加え、急なジャンプの際に腰を痛めることもあります。
タックルによる腰痛メカニズム

タックルにより関節へ急激に強いストレスが発生するため、骨折を起こすこともあります。
写真①は、上手なタックルです。
写真②と③は、腰に負担のかかるタックルです。
また、腰が急に反ることにより、腰痛が発生することが多いです。
原因として
- 背骨(腰椎・胸椎)の反る動きの硬さ
背骨の動きが硬いと腰全体へ負荷が分散されずに、患部のみに大きな負担がかかります。 - 背筋(多裂筋・脊柱起立筋)の短縮・こわばり
背筋にこわばりがあると、常に背骨が反った状態にあるため、腰が反りかえり、
腰に負担がかかります。 - 肩甲骨周りの関節の硬さ(肩鎖関節・胸鎖関節・胸肋関節・肩甲上腕関節・肋椎関節)
タックルで上半身を反る際、肩甲骨も一緒に動きます。
この肩甲骨がうまく動かないと腰でかばうようになり、腰に負担がかかります。 - 肩甲骨周りの筋肉の短縮・こわばり(広背筋・大円筋・大胸筋・上腕三頭筋)
これらの筋肉がこわばると腰に負担がかかります。 - 腹筋群(腹横筋・腹直筋・腹斜筋)の筋力低下
腹筋群は腰を過度に反るのを防ぐ作用がありますが、この筋力が低下していると、腰に負担がかかります。
体の機能が部分的に改善しても動作が悪いことがあります。
当院ではこれらの原因を取り除き、ラグビーやアメリカンフットボールに関する動作を確認し、修正まで行います。
当院の腰痛の整体
スポーツによる腰痛には当院の腰部の調整がおススメです。