むずむず脚症候群とは
むずむず脚症候群とは、別名「下肢静止不能症候群またはレストレスレッグス症候群」と呼ばれています。
その名の通り、脚がむずむずして、その場にじっとしていられないような非常に気持ちの悪い症状が起こります。
症状の部位は膝から下、特にふくらはぎ辺りに起こりやすく、日中の活動している時間帯よりも夕方のホッと一息つく時や、就寝に入る際など脚をじっとさせているときに起こりやすいと言われています。
むずむず脚が起こる頻度は20人に1人の割合で、男性より女性に多くみられやすい特徴があります。
特に、妊娠中の方ですと、5人に1人は経験されていると言われております。
また、長時間同じ姿勢をとりやすいデスクワークの方にみられやすいなど、普段行っている生活や仕事にも関連があると言えます。
むずむず脚症候群の原因
症状が起こる原因は、今現在まだ明確にはされていないのですが、
- 鉄分不足
- ドーパミン産生不良
が有力とされています。
妊娠中には、お腹の胎児に栄養がいくため、母体の鉄分は失いやすくなることから言えます。
ドーパミン産生にもこの鉄分は関わってくるため、鉄分の摂取が重要というのがわかると思います。
しかし、実は鉄分をしっかりと摂取すれば治るという単純なものではない場合が多いです。
ストレスからくる自律神経失調症によるホルモンバランスの崩れや、血行不良から招く脚のむくみや筋肉のこわばりなど、色々な理由が絡まりあって起こる病態とも言えます。
むずむず脚症候群の一般的な治療
鉄剤の摂取、鉄分の摂取量を増やすための食事療法。
または、血流改善を目的とした運動療法がありますが、日常生活からのストレスや自律神経失調症といった症状からも引き起こされるため、投薬にて治療を行う場合もあります。
その方の仕事など生活背景にも深い関わりがあると言えます。
当院の整体
むずむず脚症候群になりやすい方には、長時間同じ姿勢をとりやすいという特徴があります。
そうすると筋肉の活動性が低いため、血行不良が起こりやすく、足のむくみや筋肉自体にも硬さが生じてしまい、むずむずとした気持ち悪い症状が起こりやすいです。
しかし、実は筋肉だけでなく、実は背骨や骨盤の動きにも関連しています。
体にはいくつもの関節があり、その関節ひとつひとつがしっかり動いていないと、筋肉のこわばりが起こりやすいです。
また、筋肉自体も筋膜といった筋肉を覆う膜によって全身的に繋がりがあるため、症状の出ている部位以外のところに原因があることも多いです。
整体では硬くなった関節や筋肉の状態を見極めて、その方にあった施術を行なっていきます。
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