股関節の前面の筋肉が股関節痛を出す
股関節の前面に、「腸腰筋」「大腿直筋」と呼ばれる筋肉があります。
これはもも上げなど、足を前に出す時に使われる筋肉です。
この「腸腰筋」「大腿直筋」に負担がかかり、炎症が起きたり筋肉が硬くなったりすると、股関節に痛みを引き起こす場合があります。
例えば、足を強く振り上げたり、反動をつけて起き上がったり、何かにつまずいたりした際に、股関節を痛めることがあります。
また、「腸腰筋」「大腿直筋」は歩く時や階段昇降など、日常生活で使う頻度が非常に多いため、痛みを我慢して歩いているとすぐに悪化してしまうため、注意が必要です。
股関節痛の特徴的な歩き
「腸腰筋」「大腿直筋」に負担がかからないようにするため、歩き方が変わってしまうことがあります。
代表的なものに内転筋歩行と呼ばれる歩行があります。
股関節の外側に開き、ももの内側の筋肉で歩く方法です。
このような歩き方をしていると、今度は内側の筋肉に負担がかかり、別の症状を発生させてしまう恐れがあります。
当院の腸腰筋の整体
腸腰筋に負荷がかからないように、筋肉を正常化しておくことをお勧めします。
腸腰筋は、下腹部の深部にある筋肉です。
触れる時に近くにある内臓が圧迫されると、不快に感じることがあります。
そのため、呼吸に合わせてゆっくりと深部へ入り、不快の無いように整体します。
また、腸腰筋は「大腰筋」と「腸骨筋」に分かれるため、それぞれの筋肉の走行に合わせて整体します。
腸腰筋に対するアプローチ
当院では先入観にとらわれず、関連する関節、筋肉ををすべて整体していきます。
身体前面である肋骨の治療も不可欠です。
背筋や腹筋が硬くなり、悪さをする場合があります。
特に、「腸腰筋」の治療は重要です。
筋が硬くなっていると、そこに酸欠状態が生じ、痛みを感じやすくさせます。
この場合も、腰部の筋肉だけでなく、背骨~股関節、太ももの筋肉まで範囲を広げることが大事です。
腰椎椎間板ヘルニアだからといって、腰部だけを治療していては良くならないことが多いです。
なかなか良くならない場合、身体前面であるお腹周りの治療も必要です。