腹直筋離開の詳しい医学的情報は、「腹直筋離開」をご覧ください。
腹直筋離開の治療のポイントは何か? 治療経過②
本日、Sさんは9ヵ月の長男(S君)もご来院(^_^)
S君を見た私は、「この子、将来、運動神経が良い」と思いました。
小脳がものすごく発達していたからです!
おとなしいけど、笑うとキュートなS君を受付さんに任せ、腹直筋離開の本題へ!
まずは、状態把握から。
腹直筋離開のチェック
わかりやすく、線で腹直筋離開部分を示すと、こうなります。
腹直筋離開の状態を確認したところ、幅3㎝、長さ10㎝の腹直筋離開と判明。
腹直筋の機能は弱いが少しはある。
腹直筋の安静時緊張は、無しでした。(正常は緊張があります)
腹横筋(インナーマッスル)は全く働いていない。
骨盤底筋群も弱かったです。
これを基準にして、毎回、状態を確認していきます。
腹直筋離開の治療スタート!!
腰痛の整体に加え、腹部の筋が働きやすいように骨盤から背骨を整体しました。
いきなり、腹筋のトレーニング(体を動かす)を行なうのはダメ!
まずは、目的とする筋肉の働きを邪魔している要因を除去して、さらに、目的の筋肉が働きやすい状態を作ることが重要です。
つまり、腹直筋・インナーマッスルを効果的に働かせるため、背筋を整体して、肋骨・腰椎・骨盤・胸椎・股関節を順番に整体していきます。
その後、腹直筋に対するトレーニングを実施。
実際に、Sさんも自分で言っていましたが、きちんとしたやり方では5回もできませんでした。
さらに、腹直筋の固定方法も甘かったため、そのまま続けていたら、さらに悪化していました。
本日は何回も腹直筋の固定の仕方、トレーニングの方法を確認。
口頭では「15~20回はできました(^_^)」と、Sさん。
だけど、やっぱりちゃんと行っていなかったので、実際には、5回で断念。
「正しいやり方で行うと、こんなに違うものなのですね(T_T)」とSさん。
次回までの目標としては、5回×3セット!
毎日行うように伝えました。
その後、腹直筋・骨盤の固定方法を指導して、本日の整体は終了。
必ず専門家と一緒に行なってください。
絶対に、見よう見まねで行わないで下さい。
悪化します。
正しい方法でトレーニングすることの重要性は理解できましたね(^_^)
でも、最後には完璧にマスターしていたので、その方法できちんと行えばOK。
目標は20回×3セットでできるようにしていきましょう。
(無理は禁物!ゆっくりでいいんですから)
やり方が分からない時は時間をかけて練習しますのでご安心ください。